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税別299ドルの外付けグラフィックスボックス「Razer Core X」,3スロット仕様のグラフィックスカードに対応して登場
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印刷2018/05/22 16:01

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税別299ドルの外付けグラフィックスボックス「Razer Core X」,3スロット仕様のグラフィックスカードに対応して登場

 北米太平洋時間2018年5月22日00:01,Razerは,15.6型ゲーマー向けノートPC「Razer Blade」のフルモデルチェンジに合わせ,同製品に対応するThunderbolt 3接続型外付けグラフィックスボックスの新製品「Razer Core X」を発表した。
 北米市場におけるメーカー想定売価は税別299ドル。初代「Razer Core」,そして第2世代モデルとなる「Razer Core V2」の北米市場におけるメーカー想定売価は税別499ドルだったから,200ドルも安価ということになる。

税別299ドルで登場するRazer Core X。リリース後もRazer Core V2は上位モデルとして販売を継続するという
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Razer Core V2
画像集 No.005のサムネイル画像 / 税別299ドルの外付けグラフィックスボックス「Razer Core X」,3スロット仕様のグラフィックスカードに対応して登場
 税別のメーカー想定売価で200ドルも安価になった理由は,シンプルになったその外観に求めることができるだろう。第1世代および第2世代のRazer Coreは,アルミ製筐体の上面と底面で本体前後中央部分がくり抜かれたような形状で,そのくり抜かれた部分には上面だと前面と同じ放熱フィン風デザイン,底面だと吸気孔を用意している。それに対して,Razer Core Xのアルミ製筐体カバ−は筐体をすっぽり覆っており,見た目はほとんど「ただの箱」である。上面,底面ともに平らで,底面の吸気孔もない。
 そして重要なことに,Razer製品のアイデンティティとも言えるLEDイルミネーションもRazer Core Xにはないのだ。

Razer Core Xの分解イメージ。シンプルなアルミ製筐体なのが分かる
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こちらはRazerの示している利用イメージ。Razer Core Xは光らない
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本体背面側のイメージ。Razer Core X側のインタフェースはType-Cと3ピンの電源しかない
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 従来のRazer CoreにあったUSB 3.1 Gen.1ハブ機能および1000BASE-T LAN機能も省かれ,純然たる外付けグラフィックスボックスになったというのも,見逃せない変更点だろう。これに合わせてThunderbolt 3コントローラチップの数も2基から1基へ変更となっている。

 しかし,単なる下位モデルかというとそうでもない。というのも,Razer Core Xの筐体サイズは公称168(W)×374(D)×230(H)mmで,Razer Core V2の公称104.9(W)×339.9(D)×218.4(H)mmと比べて明らかに大きいが,このサイズを活かし,Razer Core Xでは3スロット仕様かつカード長330mmまでのグラフィックスカードを搭載できるようになっているのだ。Razer Core V2では2.2スロット仕様まで,300mmまでだったので,大型のハイエンドグラフィックスカードとの互換性はむしろRazer Core Xのほうが高い。

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3スロット仕様のグラフィックスカードに対応したRazer Core X。このスライドでは2スロット仕様のカードが差さっているが,内部にはかなり余裕がある
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カードを取り外した筐体内部。こうして見るとやはり空間は広い

 また,搭載する電源ユニットの定格出力は150W上がって650Wとなり,さらにUSB PowerDeliveryによる充電は新たに最大100Wをサポートした。

Razerが示す「Razer Core XとRazer Core V2の違い」
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本体正面向かって右側面には排気孔とRazerロゴがある
画像集 No.003のサムネイル画像 / 税別299ドルの外付けグラフィックスボックス「Razer Core X」,3スロット仕様のグラフィックスカードに対応して登場
 公式に対応するノートPCはThunderbolt 3に対応するRazer製ノートPCとMacbookシリーズ(※Macbookで利用できるのは一部Radeonのみ)。税別299ドルにまで北米市場におけるメーカー想定売価が下がったことで,より手を出しやすくなることは間違いないだろう。販売予定地域には日本も入っているので,国内発売に期待したい。

●Razer Core Xの主なスペック
  • 接続インタフェース:Thunderbolt 3(40Gbps,シングルポート)
  • 公称筐体サイズ:168(W)×374(D)×230(H)mm
  • 電源容量:定格650W
  • 対応グラフィックスカードサイズ:160(W)×330(D)×60(H)mm(※3スロット仕様,長さ330mmまで)
  • 対応グラフィックスカード消費電力:500W
  • 公式対応ノートPC:Thunderbolt 3対応のRazer製ノートPC,Macbook
  • 対応OS:64bit版Windows Redstone1(1607)以降,macOS High Sierra 10.13.4以降
  • Thunderbolt 3デイジーチェーン接続:非対応
  • USBポート:非搭載
  • 有線LAN機能:非搭載
  • LEDイルミネーション:非搭載
  • USB PowerDelivery:対応(最大100W)
  • Windows 10環境下の対応GPU:
    ・NVIDIA TITAN X
    ・NVIDIA TITAN V
    ・NVIDIA TITAN Xp
    ・GeForce GTX 1080 Ti
    ・GeForce GTX 1080
    ・GeForce GTX 1070 Ti
    ・GeForce GTX 1070
    ・GeForce GTX 1080 Ti
    ・GeForce GTX 1060シリーズ
    ・GeForce GTX 1050 Ti
    ・GeForce GTX 1050
    ・GeForce GTX 980 Ti
    ・GeForce GTX 1080
    ・GeForce GTX 970
    ・GeForce GTX 960
    ・GeForce GTX 950
    ・GeForce GTX 750 Ti
    ・GeForce GTX 750
    ・Quadro GP100
    ・Quadro P6000
    ・Quadro P5000
    ・Quadro P4000
    ・Quadro P6000
    ・Radeon RX Vega 64
    ・Radeon RX Vega 56
    ・Radeon RX 500シリーズ
    ・Radeon RX 400シリーズ
    ・Radeon R9 Fury
    ・Radeon R9 Nano
    ・Radeon R9 300シリーズ
    ・Radeon R9 290X
    ・Radeon R9 290
    ・Radeon R9 285
  • macOS High Sierra環境下の対応GPU:
    ・Radeon RX Vega 64
    ・Radeon RX Vega 56
    ・Radeon RX 580
    ・Radeon RX 570
    ・Radeon Vega Frontier Edition
    ・Radeon Pro WX9100
    ・Radeon Pro WX7100
  • 北米市場におけるメーカー想定売価:299ドル(税別)
  • 発売予定時期:2018年5月(※世界市場)
  • 保証期間:未公開

画像集 No.011のサムネイル画像 / 税別299ドルの外付けグラフィックスボックス「Razer Core X」,3スロット仕様のグラフィックスカードに対応して登場

Razer日本語公式Webページ

「Razer Blade」がフルモデルチェンジ。Razerは「世界最小の15.6型ゲーマー向けノートPC」と謳う

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