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eスポーツゲーマーなら買って損なし! Dellのディスプレイ「Alienware AW2724HF」で360Hz表示のスゴさを試してみた【PR】
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印刷2023/07/03 12:00

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eスポーツゲーマーなら買って損なし! Dellのディスプレイ「Alienware AW2724HF」で360Hz表示のスゴさを試してみた【PR】

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 ゲーマー向けディスプレイといえば,一般的なディスプレイやテレビを超える高リフレッシュレート表示が大きな特徴だ。垂直最大リフレッシュレートが120Hz(=120fps)や144Hzは,ゲーマー向け製品ではもはや当たり前。映像美を重視したディスプレイでも165Hz程度,eスポーツゲーマー向けとして,より高いリフレッシュレートに対応した製品になると,240〜300Hz表示が可能な製品も珍しくない。
 本稿で取り上げる「Alienware 27インチ ゲーミングモニター AW2724HF」(以下,AW2724HF)は,Dell Technologies(以下,Dell)のゲーマー向け製品ブランド「Alienware」から登場した液晶ディスプレイだ。

Alienware AW2724HF
メーカー:Dell Technologies
メーカー直販価格:5万9800円(税込,2023年7月3日現在)
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 AW2724HFは,高い映像表現力と高リフレッシュレート表示,速い応答速度を兼ね備えた「Fast IPS」液晶パネルを採用することで,垂直最大リフレッシュレート360Hzという非常に高速な表示を実現した液晶ディスプレイである。eスポーツ向けということもあり,解像度は,多くのイベントや大会で標準となる1920×1080ドットだ。
 本稿では,その魅力をじっくりと確認してみたい。

DellのAlienware AW2724HF製品情報ページ



華美な装飾は省いた質実剛健なデザイン。スタンドの小ささも特徴


 まずは組み立て手順から外観をチェックしていこう。
 AW2724HFの製品ボックスには,27インチサイズのディスプレイ本体,アーム部分と台座部分に分かれた2ピース構成のスタンドと,映像用ケーブルが2本,ディスプレイ内蔵のUSBハブ機能を使うのに必要なUSBケーブルが1本,電源ケーブルなどが含まれていた。電源ユニットはディスプレイ本体に内蔵するタイプなので,ACアダプタは不要だ。

AW2724HFと主な同梱物
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 2ピース構成のスタンドは,台座中央の孔にアーム部分をはめ込んで,台座裏面の手回し式ネジを締めて固定するという,よくあるタイプだ。アームの内部には孔が開いており,映像ケーブルや電源ケーブルなどをまとめておけるようになっていた。
 スタンド部を組み立てたら,ディスプレイ本体の裏面中央にはめ込むだけで組み立て完了だ。

台座をアーム部に固定したところ(左)。手回し式ネジで固定できるので,着脱にドライバーは不要だ。右は,ディスプレイ背面にスタンドを固定した状態
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AW2724HFの前面。プレイへの集中を阻害しないように,目立つボタンや装飾はない。パネルの表面には,非光沢(ノングレア)処理が施されており,映り込みを減らしている
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 AW2724HFは,ほかのAlienware製品と同様に,Alienwareブランド共通のデザインコンセプト「Legendデザイン」を採用している。画面がほとんどを占める前面はともかく,背面には共通の意匠を取り入れており,中央にある縦長の楕円や,その左右に配置されたAlienwareのシンボルマーク「エイリアンフェイス」,サイズを示す「27」の数字などに,Legendデザインの要素が表れている。

デザインの個性が表れるのは背面のほうだ
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 なお,Alienwareのディスプレイには,背面中央の楕円やエイリアンフェイスにLEDイルミネーションが仕込まれている製品が多いのだが,AW2724HFにそういうギミックはない。eスポーツ特化型の製品であるため,過度な装飾は避けているのだろう。

 スタンドの台座部分は,新しいデザインを採用しており,比較的小さめの六角形タイプになった。画面より前に突出した部分は最小限に抑えており,左右の幅も短めなので,ディスプレイの周りに物を置く習慣のある人にはありがたいかもしれない。

六角形の新デザインを採用した台座。周りに物を置きやすいように小さくしたという
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 スタンドの可動範囲は広めだ。−5〜+21度の上下回転(チルト)はもちろん,左右それぞれ20度の左右回転(スイーベル)や,0〜110mmの高さ調整,そしてディスプレイの90度縦回転(ピボット)も可能となっている。

上下回転は,−5度(左)から21度(右)まで
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左は一番下まで下げた状態で,右は一番上まで上げた状態だ
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AW2724HFを縦回転させた状態。Webブラウザの縦表示や,昔のアーケードシューティングを縦画面でプレイしたいときなどに役立ちそうだ
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 電源ボタンやOSD(オンスクリーンディスプレイ)メニュー操作用のジョイスティックは,ディスプレイ本体の下側面にある。電源ボタンは,点灯状態だと白く光るようになっているが,目立たない位置にあるので,プレイ中に目障りだと感じることはなさそうだ。
 なお,下側面にはUSB 3.2 Gen 1 Type-Aポートが2つあり,ディスプレイ周りに置くUSB機器をつないでおくのに適する。

下側面右側(写真では左)にある電源ボタン。下側面中央には小型のジョイスティックがあり,その左側(写真では右)にUSB Type-Aポートが2つ並ぶ
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 映像入力インタフェースやPCと接続するUSBポートは,背面に下向きで並んでいた。基本的に,正面から見て背面右手側がUSBポート,左手側が映像入力インタフェースとなる。映像入力は,DisplayPort 1.4入力が2ポートと,HDMI 2.1入力が1ポートの計3ポート構成だ。
 底面と背面合わせて,4ポートのUSB Type-Aポートを備えているので,ディスプレイの周りに置くUSB機器をまとめてつなげられるのは便利である。

背面右側には(左),電源コネクタとUSB 3.2 Gen 1 Type-B×1,USB 3.2 Gen 1 Type-A×2が並ぶ。背面左側(右)は,盗難防止ロック×1,HDMI 2.1入力×1,DisplayPort 1.4入力×2という構成だ
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 360Hz表示が可能なのは,DisplayPort接続時に限られる。ただ,HDMIも最大255Hzの映像を入力できるうえ,HDMI 2.1で定められたディスプレイ同期技術「Variable Refresh Rate」(VRR)にも対応しているので,PCだけでなくPlayStation 5やXbox Series X|Sを接続して,高リフレッシュレートでゲームを表示することも可能だ。

 なお,AW2724HFはスピーカーを内蔵しておらず,ヘッドフォンやヘッドセットを接続するためのアナログ端子も備えていない点には注意してほしい。

白画面を表示してベゼルの幅を分かりやすくしてみた。上と左のどちらもほぼ7mmだった
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 27インチサイズと大きな液晶パネルを採用しているAW2724HFだが,ベゼル(額縁)部分はかなり細い。とくに,左右と上辺のベゼルは,映像表示部分までの幅が実測で7mm程度なので,映像への没入感や集中を阻害しないし,ほかのディスプレイと並べて多画面環境を構築するときも,ベゼルはあまり邪魔にならないだろう。

ヘッドフォンハンガーを引き出した状態
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 ディスプレイ部分の左側面には,収納式のヘッドフォンハンガーがある。伸ばした状態での長さは,実測で約94mmで,耐荷重(=かけられるヘッドセットの最大重量)は約500gとのことで,大抵のゲーマー向けヘッドセットを問題なくかけておけるだろう。ゲームパッドをかけておくのにも使えそうだ。

 AW2724HFの主な仕様をにまとめておこう。

表 Alienware AW2724HFの主なスペック
パネル 27インチ,Fast IPS方式,ノングレア(非光沢)
バックライト LEDエッジライト,フリッカーフリー
パネル解像度 1920×1080ドット
垂直最大リフレッシュレート 360Hz
ディスプレイ同期技術 FreeSync Premium,VESA Adaptive-Sync,HDMI 2.1 VRR対応
HDR対応 HDR 10
輝度 400cd/m2(HDR時)
表示色 約1670万色
対応色域 sRGBカバー率 99%
コントラスト比 1000:1(標準およびダイナミック)
視野角 上下左右178度
応答速度 1ms(GtG),0.5ms(GtG 最小時,最速モード)
内部フレーム遅延 未公開
映像入力インタフェース DisplayPort 1.4×1,HDMI 2.1 Type A×2
そのほかの接続インタフェース USB 3.2 Gen 1 Type-A×4,USB 3.2 Type-B×1
USBハブ機能 USB 3.2 Gen 1 Type-A×4
スピーカー 非搭載
上下回転(チルト) −5〜+21度
左右回転(スイーベル) 左右20度
縦回転(ピボット) 対応
高さ調整 110mm
VESAマウント 100×100mm
公称消費電力 100W(通常),0.5W(スタンバイ時)
公称本体サイズ 611.44(W)×243.71(D)×408.68〜518.68(H)mm(※スタンド含む)
公称本体重量 約6.55kg
主な付属品 DisplayPort 1.4ケーブル,USB Type-C to DisplayPortケーブル,USB 3.0(Type-A to Type-B)ケーブルなど
保証期間 3年間


基本的な要素はもらさず備えたOSDメニュー


 AW2724HFのOSDメニューについても確認しておこう。
 先述したとおり,AW2724HFの下側側面中央には,OSDメニュー操作用の小型ジョイスティックがあり,これを前後左右に動かして項目を選択したり,パラメータを調整したりして,クリックで確定するという簡単な操作で設定を行える。

 映像を表示している状態で,ジョイスティックをクリックすると,画面上側に現在の設定を示す表示が,下側にOSDメニューが表示された。
 上側の設定表示には,プリセットの画質調整モード,HDR映像用の画質調整モード「Smart HDR」,応答速度,「暗さスタビライザー」で選択された設定を表示している。これらの設定に何を選んだのか確認するだけなら,OSDメニューを操作しなくてすむわけだ。
 ちなみに,暗さスタビライザーとは,いわゆる暗部の階調を持ち上げて暗いところの視認性を高めつつ,全体の輝度はあまり上げないように調整する機能のことである。

OSDメニューを表示したときに,画面上側に出る現在の設定表示欄
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 一方,画面下側のOSDメニュー欄は,左右に主な設定へのアイコンが,上側には詳細なOSDメニューへの入り口があり,下側にはOSDメニューを抜けるアイコンがある。横に並ぶアイコンはそれぞれ,画質調整モードを選ぶ「プリセットモード」,暗さスタビライザー,後述する独自機能「AlienVision」,輝度/コントラスト,映像入力信号の選択といった設定へのショートカットだ。

OSDメニューのトップ画面
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ショートカットに並ぶ機能は,ユーザーが変更できる
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 ほかの設定項目は,ゲーマー向けディスプレイでは見慣れたものだが,AlienVisionという聞き慣れない設定項目がある。AlienVisionとは,画面の中央部分にだけ特殊なエフェクトをかけるという一風変わったゲーム向けの表示機能だ。画面全体ではなく,中央とその周辺だけ視認性を変えることで,画面の外周付近に並ぶHUD表示には影響を与えずに,ゲームプレイを有利にしようという仕組みである。

 AlienVisionには,ナイト,クリア,クロマ,十字線という4種類の設定がある。ナイトは,暗部を明るくして視認性を上げるものだ。クリアは,映像のシャープネスを引き上げることで視認性を上げる設定と理解していい。十字線は,画面中央にクロスヘア状の十字を表示して,中央を分かりやすくする設定である。
 クロマは少し分かりにくいが,製品のユーザーマニュアルによると「さまざまなシーンにダイナミックヒートマップを適用して、背景から被写体を際立たせます」であるという。対象となる範囲の色をまったく別の色に入れ替えて,背景に埋もれてしまいやすいエフェクトや画面内オブジェクトを見やすくする機能と理解していい。
 いくつか試して見ると,色の色相を単純に変えているわけではないようではあるが,実際に視認しやすくなるかどうかは,ゲームや映像によって異なる。使いどころが難しそうな印象だ。

AlienVisionのサンプル。表示に用いたゲームは「Fortnite」だ,左は「ナイト」で,対象範囲は周囲よりもだいぶ明るくなる。右は「クリア」で,シャープネスにより輪郭や明暗の境を強調しているのが見てとれよう
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左は「クロマ」の状態。通常の映像とはまったく異なる色調になる。左は「十字線」で,見てのとおり画面中心に大きな十字が表示されるものだ
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 AW2724HFは,画質調整モードのプリセットが豊富な点もポイントだ。プリセットモードは11種類もあり,そのほとんどがゲーム向けに特化した設定になっている。適したゲームジャンル別に「FPS」「MOBA/RTS」「RPG」「SPORTS」の設定があるほか,ユーザーが応答速度や色彩をカスタマイズできる「ゲーム1/2/3」なども用意されており,ゲームに応じて最適な画質調整モードを使い分けたいというこだわり派には嬉しい仕様といえよう。

AW2724HFで選択可能な画質調整モード。ゲーム1/2/3と「ユーザーカラー」は,ユーザーがカスタマイズして使えるプリセットだ
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360Hz表示はゲームに有用なのか? 映像の滑らかさを確認してみた


 さて,冒頭でも触れたとおり,AW2724HFにおける最大の特徴は,Fast IPS液晶パネルによる360Hz表示にある。だが,本当に高リフレッシュレート表示可能なディスプレイがeスポーツ分野で有利になるのか,疑問に思っている人もいるだろう。
 eスポーツと高リフレッシュレート表示対応ディスプレイの関係やメリットについては,GPUメーカーであるNVIDIAが積極的にアピールしており,さまざまなデモやデータを公開している。本稿の趣旨とは外れるので,詳しくは以下の記事を参照してほしいが,簡単に言えば,「高リフレッシュレート対応ディスプレイと高性能なGPUを組み合わせると,敵の動きを目で捉えやすくなるので,戦績に好影響を与える」というのが,NVIDIAの主張だ。

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[2020/01/10 15:28]
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[2019/03/08 12:07]

 その効果をAW2724HFで確認してみよう。まずは,高リフレッシュレート表示による映像の滑らかさや残像感の変化を検証するのに役立つWebサイト「BLUR BUSTERS Motion Tests」で,360Hzとそれよりも低いリフレッシュレートで同じ映像を表示して,見え方の違いを動画で撮影してみた。
 動画の前半は通常の速度で,後半はスーパースローモーション撮影(960fps)で撮影したものだ。


 一番低いフレームレートが,60Hzではなく45Hzと低めであるが,通常の速度でもUFOが左右にブレながら動いて見えるのが分かるだろう。スローモーション映像では,違いが顕著だ。45HzではUFOの動きがコマ落ちしており,90Hzも若干カクついているように見える。180Hzはだいぶ滑らかに見えるが,360Hzと見比べれば,違いははっきりしている。
 これをゲームに置き換えると,360Hzであれば動き回る敵の姿をブレのない映像で視認しやすくなるので,最大リフレッシュレートの低いディスプレイでプレイしている人よりも,攻撃や回避でわずかでも優位に立てる可能性が出てくるわけだ。

 次に,実際のゲームを使って360Hzの威力を検証してみよう。今回は,「Fortnite」を用いて,スーパースローモーション撮影でコマ落ち具合や残像感を検証してみることにした。
 なお,テストに用いたPCは,GPUに「GeForce RTX 4080 Laptop GPU」を,CPUには「Ryzen 9 7940HS」を採用する高性能なノートPCだ。テストマップには,Epic Labs制作のアクションゲーム風ソロプレイマップ「フォレストガーディアン」を使用している。通常のマッチプレイは,画質設定をすべて最低にしたうえで,NVIDIA独自の超解像技術「DLSS」を有効にしても360fpsを維持するのは難しいので(※それでも200fps以上では表示できる),描画負荷の低いマップを選んだ次第だ。AW2724HF側の問題ではないことを強調しておきた。
 それでは,スーパースローモーションの映像を見てみよう。ここでは,プレイヤーキャラクターが振り回す剣の動きに注目すると分かりやすい。


 60Hz表示の動きは,はっきりとコマ落ちしているように見え,剣先の動きや近づいてくる狼の表示がカックカクだ。これが2倍の120Hzになると,かなり滑らかにはなるものの,まだ少しコマ落ちが見える。一方,360Hzはまったく比較にならないほどの滑らかさだ。「剣の達人には,振り回す剣先がこう見えているのでは」という印象を受けるほどスムーズで,狼や,倒した狼の残光もすべて滑らかに動いて見える。
 もちろん,これはスーパースローモーション撮影なので,これほど分かりやすいのだが,実際にAW2724HFであれば,360Hzでこれだけ滑らかな映像を表示できていることが一目瞭然に確認できた。

 余談気味だが,AW2724HFのテスト中に通常のマッチ(ゼロビルド)をソロでプレイしてみたが,「テストプレイだから,すぐにやられてもいいや」程度の軽い気持ちでプレイしていたにもかかわらず,普段のプレイ以上にさくさくと敵プレイヤーを倒せていたのにはちょっと驚いた。単に運が良かっただけだろうが,AW2724HFの高リフレッシュレート表示も,少しは恩恵があったのかもしれない。


勝ちにこだわりたいゲーマーなら,AW2724HFは選ぶ価値あり


 そろそろまとめに入ろう。
 ディスプレイが表示する映像の滑らかさは,絶対的な腕前の差を埋めるほど影響があるわけではない。しかし,同等の腕前同士の戦いであれば,わずかな差が勝敗を分けることもある。さすがに「60Hz表示のディスプレイやテレビでプレイしてます」というeスポーツゲーマーは,もはや少数派かもしれないが,最大リフレッシュレートが120〜144Hzくらいのディスプレイを使っている人は少なくないだろう。そんな人が,さらにステップアップを狙ってゲーム環境を改善したいと考えるなら,AW2724HFは有力な選択肢となるだろう。

 リフレッシュレート以外の仕様も,今どきのゲーマー向けディスプレイに求められる要素はもらさず備えており,弱点らしい弱点もない。AW2724HFは,eスポーツゲーマーなら買って損なしのディスプレイだ。

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DellのAlienware AW2724HF製品情報ページ


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