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ハロー!Steam広場 第183回:Quake,Blood,Hereticと聞いて心ときめく人に刺さるFPS「DUSK」
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印刷2018/01/23 12:00

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ハロー!Steam広場 第183回:Quake,Blood,Hereticと聞いて心ときめく人に刺さるFPS「DUSK」

画像集 No.011のサムネイル画像 / ハロー!Steam広場 第183回:Quake,Blood,Hereticと聞いて心ときめく人に刺さるFPS「DUSK」
「すちーむ」ってなぁに?というよい子のみんな集まれー! 「ハロー! Steam広場」は,PCゲームのダウンロード販売サイトSteamでリリースされた気になるタイトルやニュースを,筆者が独断と偏見でピックアップして紹介する,とっても有意義なコーナーだ。毎週欠かさずチェックすれば,EVOの競技種目に「Genital Jousting」を入れてもらうよう,熱烈なラブコールを送る上級Steamerにジョブチェンジできるかも。

 ハロー!Steam広場 第183回は,「Blood」「Heretic」といった1990年代を代表するFPS作品群にインスパイアされたという「DUSK」を紹介しよう。グラフィックスや操作感は当時を意識しつつも,高速スライディングでマップを駆け回るという,Quakeをしのぐスピード感があり,アクションに古臭さを感じさせない。

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Quake,Blood,Heretic,Hexenと聞いて心ときめく人に刺さるFPS「DUSK」


 アーリーアクセスとは,開発途中のゲームを購入して,デバッガー兼プレイヤーとして参加できる,Steamの販売形態の1つだ。今回は,New Blood Interactiveの「DUSK」を紹介しよう。「Quake」「Blood」「Heretic」「Hexen」――いずれも1990年代を代表するFPS作品であり,名前を聞いただけで心ときめくオールドゲーマーは,本連載の読者にも多いはず。DUSKは,そんな作品群にインスパイアされたレトロ風FPSである。

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 ゲームは,ラン&ガンスタイルでステージを進めていく「キャンペーン」,無限に湧き出る敵を倒してスコアを稼ぐ「エンドレス」,ほかのプレイヤーとスキルを競う「マルチプレイ」という3つのモードで構成されている。いずれのモードでも,プレイヤーは草刈り鎌やショットガン,グレネードランチャーやハンティングライフルといった武器を駆使して,暴力的なメタルサウンドをバックに視界に入るものすべてを蹂躙していくわけだ。

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 1990年代のFPSをフィーチャーした作品はSteamにたくさん存在するが,そのほとんどはグラフィックスを当時っぽくしているだけだったりする。本作はその点でもかなり細かい部分にこだわっているが,当時のゲーム性を再現することに固執しているわけでもない。
 本作には,超高速のスライディング移動といった今風のアクションも採用されており,ゲームのスピード感はQuake以上だ。人海戦術で攻めてくるカルト集団にスライディングで急接近し,スーパーショットガンをブチかますといったことも可能で,その爽快感は格別である。

DOOMでおなじみのスーパーショットガンも登場。画面の真ん中で構えるあたり芸が細かい
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 メインのモードとなるキャンペーンは,各ステージを直線的に進めていくタイプだが,用意されるマップ自体はちょっとした箱庭になっている。少し気を配らないとわからないような場所にシークレットが配置されてあったり,とくに意味はないがトイレやシャワーの水を流せたりと,探索する楽しみもある。
 ただ,マップの全体的な雰囲気はホラー寄りだ。筆者もメタルサウンドにギリギリ助けられている状態なので,怖いのが苦手な人は注意してほしい。

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 純粋にシューターとして楽しみたいのであれば,エンドレスに挑戦してみよう。このモードは,マップに散らばった武器を拾って,Waveごとに湧き出てくる敵をひたすら倒していくというものだ。敵を倒すたびにスコアが加算され,ヘルスが尽きるまでにどれだけスコアを稼げるかという,いわゆるスコアアタックなのだが,現時点でスコアがランキングに登録されたり,どこかに記録されたりといった要素はない。このあたりは今後のアップデートに期待したいところ。

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 「マルチプレイ」は,自分以外の全員が敵というバトルロイヤル状態になっており,マップに沸いた強力な武器を先に取ったプレイヤーが無双できるという,Quakeよろしくなバランスになっている。今のところ真剣勝負というより,お祭り騒ぎといった感じだが,これはこれで面白かったりする。

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 そんな本作には,ゲーム以外の部分にもちょっとした小ネタが仕込まれている。まずゲームを立ち上げるとMS-DOSの画面になり,プログラムを立ち上げるコマンドが入力されるという演出がある。DOOMやBloodをリアルタイムでプレイしていた世代であれば,この時点でちょっぴり感動するかもしれない。
 また,オプションのビジュアル設定には,ただでさえ粗っぽい解像度をさらに粗くするスライダーが用意される。こういった遊び心を入れているところも本作の魅力だろう。

起動時の画面
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粗さの設定値をMAXにした状態。もはやモザイクである
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 1990年代のFPSの雰囲気を味わえつつも,手触りの良い今風のアクションも楽しめる本作は,数か月以内にはアーリーアクセスが終わる予定となっている。アーリーアクセス版とフルリリース版で値段が変わるといったこともないので,急いで手を出す必要はないが,現時点でもオールドゲーマーにはしっかりと刺さる内容になっているので,本作にときめいた人はぜひ遊んでみてほしい。
 ちなみにパブリッシャのNew Blood Interactiveは,Hereticのリブートを目指す「AMID EVIL」もSteamでリリースする予定だ。こちらも楽しみである。



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