ミュージック フロム ゲームワールド：Track 140 「ぺんぎんくんギラギラWARS」「文豪とアルケミスト」

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　2018年3月21日に発売予定の「戦場のヴァルキュリア4」（PS4/Switch）を今から楽しみにしている筆者。「戦場のヴァルキュリア」が発売された当時，このゲームを遊びたくてPS3本体を買ったほど好きなシリーズです。ゲームシステム，世界観，シナリオ，キャラクター，そして音楽。毎回，すべての面で楽しませてくれるゲームなので，発売されたら仕事を忘れてハマりたいと思います！

　それでは，今週も「ミュージック フロム ゲームワールド」，行ってみましょう！

オリジナルBGM「もっと接近しましょ」のアレンジ曲も収録

「ぺんぎんくんギラギラWARS ORIGINAL SOUNDTRACK」

タイトル	ぺんぎんくんギラギラWARS ORIGINAL SOUNDTRACK	→Amazon.co.jpで購入
発売日	2017年12月23日
価格	2500円（税抜）
発売元	クラリスディスク
コピーライト	（C）2017 CITY CONNECTION CO., LTD. （C）HAMSTER Co.

　今週の1枚めは，1985年にUPLからリリースされた「ぺんぎんくんWARS」のリメイク作，「ぺんぎんくんギラギラWARS」の楽曲をCD2枚組に収録した「ぺんぎんくんギラギラWARS ORIGINAL SOUNDTRACK」を紹介します。作・編曲には，Takashi OKAMOTO（12sound），Yamajet，Yu_Asahina，Kent Alexander，GRATEC MOUR（NNN RECORDS），Aurtas，Ayatsugu_Otowaといったメンバーが名を連ね，ポップな世界観を盛り上げる軽快なナンバーを作り上げています。

　DISC1の1曲めはオープニング曲の「Dream Like a Disco Ball」。女性ボーカルが歌い上げる，お洒落かつアダルティな英詞と軽快な四つ打ちビート，印象的なベースフレーズが耳に残る曲です。2曲めの「Penguin Circus Fever」は，ファンクっぽいギターにジャジーなピアノソロやホーンセクションを交えたポップチューン。密度の濃い曲展開は病み付きになりそう。
　そして6曲めの「Let's Move Closer (GIRA GIRA Remix)」は，オリジナル版「ぺんぎんくんWARS」のBGM「もっと接近しましょ」のアレンジバージョン。1980年代テイストのメロディを現代風サウンドで仕上げています。

　さらに，サントラ中盤のバトル曲も良曲揃い！　ハッピーテイスト全開のディスコチューン「Glaring Disco」，ひんやりキュートで胸キュンなメロディが聴ける「Dreamy Kawaii Princess」，真夏のリゾート感あふれる，にぎやかな「Dance in the Sun」，ヘヴィなギターサウンドによる「Highway Fanatic」など，さまざまな楽曲を堪能できます。

　DISC2には，クラブミュージックにアレンジされたリミックス曲や，サンソフトファン注目のDLCコンテンツとして配信された「へべれけ」のアレンジ曲などを収録。新曲と懐かしい曲のアレンジ版がバランスよく収録された，楽しい1枚に仕上がっています。

「ぺんぎんくんギラギラWARS」公式サイト

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絶品のピアノ演奏がここに！

「文豪とアルケミスト ピアノ独奏音樂集」

タイトル	文豪とアルケミスト ピアノ独奏音樂集	→Amazon.co.jpで購入
発売日	2017年12月20日
価格	2315円（税抜）
発売元	noisycroak RECORDS
コピーライト	（C）DMM GAMES

　今週の2枚めは「文豪とアルケミスト」（PC/iOS/Android）のピアノアレンジアルバム，「文豪とアルケミスト ピアノ独奏音樂集」をご紹介。アレンジとピアノ演奏を担当するのは，谷岡久美氏，ベンヤミン・ヌス氏，宮本貴奈氏の3名で，オリジナルサントラに収録された全曲を上品なピアノアレンジにて収録しています。

　1曲めは優雅なメロディが堪能できる「憩」。オーケストラを交えたゴージャスなオリジナル版からテンポを落とし，終始しっとりとした雰囲気のピアノ演奏が展開されます。2曲めは一転して，アグレッシブな「焦眉ニ抗フ文士タレ」。暴力的な低音部と，焦燥感をあおる主旋律がバトルするかのような演奏が楽しめます！

　6曲めの「館長ノ御題曲」は，6分弱による演奏の中でコロコロと表情が変化していく曲。クールかと思えば無邪気さが顔をのぞかせたりと，その行方を見守るように聴き入ってしまいます。7曲めの「廻覽」は儚さを演出する前半パートとは対照的に，中盤以降は感情むき出しの演奏が展開。ラストは消えゆくように静かに演奏を終えるという，ストーリー性を感じさせる曲です。11曲めの「折衷食堂」は軽快に跳ねるピアノに釣られて，こちらの気分も乗ってきそう。

　そしてラストは，メインテーマの「文豪とアルケミスト」で締めくくり。追加された前奏に続いて姿を見せる，ファンにはおなじみのメロディに胸が熱くなる，力強い存在感を感じさせる曲です。「文豪とアルケミスト」ファンはもちろん，ピアノ曲が好きな人にもぴったりな本アルバム。絶品のピアノ演奏を，ぜひ堪能してください！

「文豪とアルケミスト ピアノ独奏音樂集」

「文豪とアルケミスト」公式サイト

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■■風のイオナ■■ マーベルランド産まれのフェアリーランドで育ちで現在はNEO TOKYO在住のフリーライター＆編集者。将来はモタビア星に移住して隠居するのが夢。ゲーム＆ゲーム音楽に加えて邦楽インディーロック＆サブカルアイドル追跡，自転車旅行，広島東洋カープの応援などが趣味。世界の半分を手に入れることを目的にした限界地下アイドルグループ，DORCA（ドルカ）のプロデュースもまったりやっています。