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[E3 2018]オープンワールドサムライアクション「Ghost of Tsushima」のライブデモをチェック。美しい情景でリアリティのある表現が対馬を彩る
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印刷2018/06/15 00:00

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[E3 2018]オープンワールドサムライアクション「Ghost of Tsushima」のライブデモをチェック。美しい情景でリアリティのある表現が対馬を彩る

 Sony Interactive Entertainmentは,E3 2018のビジネスエリア,クローズドブースで,Sucker Punch Productionsが開発するオープンワールドアクション「Ghost of Tsushima」の合同プレスセッションを開催した。

画像集 No.003のサムネイル画像 / [E3 2018]オープンワールドサムライアクション「Ghost of Tsushima」のライブデモをチェック。美しい情景でリアリティのある表現が対馬を彩る

 元寇,その中でも1274年に起きた文永の役を描いている本作。モンゴル軍の進行で壊滅的な被害を受けた対馬において,唯一生き残ったサムライの“ジン”が,復讐と対馬の解放のため,強大なモンゴル軍に立ち向かう,という物語が展開する。
 日本のゲームでもほとんど描かれたことのない元寇がテーマで,発売前から熱狂的なファンがついている様子も見られる。そうしたファンの間では「サムライはやはり日本語の音声で,英語字幕でプレイしたい」という声が上がっていた(関連記事)。
 日本国内においては「日本語」トレイラーが公開されている(関連記事)が,海外向けには当然「英語」で公開されている。そこで,今回のプレスセッションではそうしたファンの要望に応えるように,日本語音声によるデモプレイが行われた。デモプレイで披露されたのはトレイラーと同じシーンだ。
 この音声問題だが,海外版においても日本語音声を実装し,字幕で表示するオプションが提供されると,クリエイティブディレクターのネイト・フォックス氏が明らかにしている。
 もう1点,ライブデモ中に気付いたことなのだが,ジンと遭遇したモンゴル兵が,日本語でも英語でもない言語で話していた。それがモンゴル語であるのなら,本作の雰囲気づくりへのこだわりは称賛に値するものだろう。

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 今回,公開されたゲームプレイトレイラーで目を引くのは,やはり本作における風景の美しさだろう。とくに「不帰の森」を越え,ススキが生い茂げ,風に揺れる「OTSUNA GRASSLANDS」から,対馬一帯を見渡すシーンには心奪われる。
 この大綱(OTSUNA)は,実際に対馬に存在する地名のようで,太陽の位置からおおよその方位を推定し,地図と照らし合わせてみると,海の見える方角などが一致しているようだった。ちなみにモンゴル軍が上陸した地点である「小茂田浜」は,大綱からかなり南に下った場所にある。

 映像ではほかにも,遠くには雨が降っているかのような雲がいくつか見えたが,フォックス氏は「Ghost of Tsushimaでは,昼夜と天候はダイナミックに表現される」と話していたので,実際に雨が降っているのかもしれない。
 気象の変化がゲームプレイに与える影響について語られることはなかったが,映像を見る限りでは,地面がぬかるみになったり,跳ねた泥が袴の裾を汚したりする部分がグラフィックス面で表現されている。

見づらいかもしれないが,ジンの袴の裾は,泥まみれになっている。晴れが続けば道も硬くなるという
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 続く,モンゴル兵との戦闘シーンでは,ジンが切り伏せた敵が血しぶきをあげているのが確認できる。フォックス氏は泥と同様に,血も液体としてシミュレートしていると説明した。血しぶきがふすまに飛ぶ,といったような時代劇でお馴染みのシーンも再現されているかもしれない。また映像の終わりあたりの戦闘シーンでは,キャラクターの動きに合わせてモミジの葉が舞っているのが分かる。この辺り,開発チームは日本の時代劇をよく研究しているのだろう。

サウンド効果も一聴の価値あり。ススキの丘には得体のしれない昆虫の鳴き声が聞こえる。瓦の上を歩いた時の効果音までリアルだが,これはジャパンスタジオのサウンドエンジニアが屋外で拾い集めたものだとSucker Punchのコネル氏は語っていた
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 アクションには「inFAMOUS」シリーズを開発したSucker Punch Productionsらしさも見られる。いわゆる,サムライ的な戦い方だけでなく,寺で僧侶を助けるシーンでは忍者のような動きも披露されていた。
 これらのアクションは,デモ担当者の操作をチェックしてみた限りでは,さほど難しい操作を必要とせず,シンプルにまとめられているようだった。
 最初の戦闘シーンで,居合一閃でモンゴル兵を切り伏せていたシーンなど,ところどころ気になるアクションも見られたが,どうやって繰り出しているのかは分からなかった。ともあれ,それらを利用してカッコイイ剣劇アクションが堪能できそうなので,期待せざるを得ない。
 またライブデモ中,フォックス氏の解説に合わせてゲームがポーズされたのだが,その場面でカメラがプレイヤーキャラの周りを回転する様子も確認できた。ひょっとするとフォトモードなどがあるのかもしれない。

「マサコ」という鎌倉時代の庶民には似つかわしくない名前に違和感を覚えるが,本作の登場人物は決して美男美人のキャラクターたちでないところにリアリティがある
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 ライブデモにおいても,詳しいゲームシステムについて語られることはなかったが,フォックス氏は「モンゴル軍がジンによって掃討された場所には島民が戻ってくる」と教えてくれた。このあたりがゲームのコアとなりそうな気もする。
 シングルプレイ専用ゲームである本作。そのゲームプレイ体験のためにストーリーやキャラクターの背景などは伏せられている部分も多い。今回のトレイラーで垣間見えた「マサコ」のエピソードも,全体のストーリーの一部でしかないそうだ。対馬というロケーション,元寇というシチュエーション,そしてキャラクターが絡み合った,壮大なストーリーの詳細を知るのは2019年の発売を待つほかないだろう。
 今回のトレイラーでくすぐられた期待感を胸に,次の情報公開を楽しみに待ちたいところである。

右から,Sucker Punch Productionsのクリエイティブ・ディレクターのネイト・フォックス(Nate Fox)氏,Sony Interactive Entertainment Americaのプロデューサーである片見龍平氏,そしてSucker Punch Productionsのアートディレクター,ジェイソン・コネル(Jason Connell)氏
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※ゲーム画像は,すべて公開されたトレイラーをキャプチャーしたものです

「Ghost of Tsushima」公式サイト(英語)

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