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印刷2014/02/13 13:00

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「ソウル・サクリファイス デルタ」,グリム教団の教主「ターリア」,禁術「ルシファー」など新情報が明らかに

画像集#001のサムネイル/「ソウル・サクリファイス デルタ」,グリム教団の教主「ターリア」,禁術「ルシファー」など新情報が明らかに
 ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアは本日(2014年2月13日),3月6日に発売を予定しているPlayStation Vita用ソフト「ソウル・サクリファイス デルタ」の最新情報を公開した。
 今回は,魔法使い「ターリア」,魔物「リザードマン」「キメラ」,禁術「ルシファー」など,新たな情報が明らかにされている。

 魔法使いである「ターリア」は,神々によって世界の終わりが引き起こされるという「グリムの予言」を,1人でも多くの民に伝えることを使命としているグリム教団の教主だ。
 群れる蜥蜴戦士「リザードマン」は,禁術エリクサーの代償により変化した魔物。群れで行動しており,高速で移動しながら炎の魔法を放ってくる。リザードマンは救済できないため,生け贄にする以外で彼らを救う方法はないという。
 感情なき殺戮戦士「キメラ」は,肉体の一部が破壊されても攻撃を止めようとしない好戦的な魔物。山羊からなるメイス,蛇からなる盾,ライオンからなる本体は,すべて弱点属性が異なっているので,計画的に攻撃する必要がありそうだ。

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 自らの肉体を犠牲にする禁術のひとつ「ルシファー」は,両脚を翼に変えて飛翔後,宙から急降下して敵を串刺しにする。使用後は,脚が破壊され回避行動ができなくなり,移動速度も低下するという代償を伴う。このほか,ストーリーの一部も公開されているので,気になる人は以下のリリース文をチェックしてほしい。

「ソウル・サクリファイス デルタ」公式サイト


「永劫回帰」

ある「呪われた男」が、世界を滅ぼす。

その「呪われた男」による絶望的な世界統治は、気が遠くなるほど続くだろう。そこに突如「無名の魔法使い」が現れ、「呪われた男」を打ち倒す。そして、一度終わりを迎えた世界を、聖杯が再生する。「無名の魔法使い」はやがて「呪われた男」となり世界を滅ぼすだろう。

終末を迎えた世界。そしてその世界を支配する絶対的な存在「マーリン」。彼は僅かに生き残った人間を生贄として自らに取り込むことでその生命を保っていた。マーリンの手下に捕まり生贄となるために牢屋に閉じ込められてしまった者、それがこの物語の主人公である。

主人公は牢屋の中で喋る魔術書「リブロム」と出会う。

画像集#002のサムネイル/「ソウル・サクリファイス デルタ」,グリム教団の教主「ターリア」,禁術「ルシファー」など新情報が明らかに

リブロムには「ある魔法使い」の日記が記されており、それを読めば実際にその日記の内容を追体験出来るという不思議な力を持っていた。主人公は生贄となる運命を変えるために、リブロムに記された日記を追体験し、魔法の力を手に入れていく。日記には「ある魔法使い」がまだ魔物となる前のマーリンと出会い、二人で「伝説の聖杯」を探し求めて旅していたことや、やがて魔物と化してしまったマーリンが世界に終末をもたらしたことが記されていた。しかし世界が終末を迎える直前、綻びが生じてリブロムは改定される。改定されたリブロムに記されていたのは「本来無かった物語」。「ある魔法使い」はマーリンと出会うその前に、「レッドフード」と出会ってしまう。そこである魔法使いは聞かされる。グリムの予言と「永劫回帰」の逸話を。

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「永劫回帰」
ある「呪われた男」が、世界を滅ぼす。その「呪われた男」による絶望的な世界統治が、気が遠くなるほど続くだろう。そこに突如「無名の魔法使い」が現れ、「呪われた男」を打ち倒す。そして、一度終わりを迎えた世界を、聖杯が再生する。やがてそれが繰り返され、世界は再び滅ぶ。

世界は繰り返している。誰かがそのカラクリに気づいた段階で、もはやこれまでと同じ世界とは言えない。ここから描かれるのは、繰り返す世界の例外。ようやく辿りついた「たった一度の物語」。「アナタは想像したことがある?私達は、何回目の私達なのかって。」

物語の鍵を握る女魔法使い レッドフード
「ある魔法使い」に「グリムの予言」、そして「永劫回帰」の存在を告げる。これをきっかけに世界は大きく変わっていく。

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グリム教団の教主 ターリア

「永劫回帰の阻止。その目的を忘れてはいけない。」

グリム教団教主。一人でも多くの民に、「グリムの予言」を伝えることを使命としている。世界の終わりが来ること。そして、それが、「神々」によって引き起こされること――神は不条理をもたらすだけで、人間を救ってくれやしない。祈るだけ無駄であるし、ましてや何かをねだってもいけない。盲目的な民衆達の目を覚まさせるべく、様々な手段で「グリムの言葉」を広めようとしている。全ては、グリムの予言である「永劫回帰」を抜け出すため。どのような過程で「世界の終わり」が起こるのか知る必要がある。聖杯が関わることは分かっており、情報を集めるため信者たちは各地へ派遣されている。

教宣活動が実を結び、民族の隔たりも超え、グリムの予言が広がり始めている。ロムルス人の隠れた信者も、少なくないという。危機感を募らせたアヴァロンは、グリムに対して弾圧をかけ始める。二大神を否定しているため、それらを思想的背景とするアヴァロンとサンクチュアリとは、折り合いが悪い。ロムルス帝国からも当然のように危険視されている。グリム教団の教主ターリアは人間でありながら、魔物と同じ「殺害要請」が公布されている。これは、サンクチュアリの「ゴルロイス」と同様の措置である。グリム側に最初から敵意があったわけではないが……アヴァロン側からの弾圧に抵抗する形で、激しく抗戦するようになった。グリム教団へ入信するための条件は、既に加入している者からの推薦が必要だという。

永劫回帰を阻止するため、ターリアは敵対する二つの組織アヴァロン、サンクチュアリの代表と初の会談の場を設ける。そこで自らの“ある計画”への協力を要請するがサンクチュアリの教祖ゴルロイスは終始言葉を発さず、アヴァロンの最高指導者ペンドラゴンはターリアの計画に賛同しなかった。結局、会談は決裂するのだが―。

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新たなる魔物

群れる蜥蜴戦士 リザードマン
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禁術エリクサーの代償により魔物化した。常に複数体で襲ってきて、高速で移動しながら炎の魔法を放ってくる。リザードマンを救済することは不可能だ。生贄にしない限り永遠に襲い続けてくる。

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その王は、絶大な権力を持っていた。それが何であれ、欲した物は大抵手に入れることが出来た。手中にした物が増えるにつれ、逆に「空しさ」も感じ始めたという。せっかく手に入れても、いつか必ず失うことになる。王も人間で、「寿命」があるからだ。墓の中に、この広大な領土は持って行けない。この王は、「思いあがって」いた。手にした絶大な権力が、そうさせたのだろう。王である自分は、普通の人間とは違う「特別な存在」だ、などと半ば本気で考えていた。

強いて言えば、神に近い存在――

神聖な王が、普通の人間のように「寿命で死ぬ」わけにはいかない。いよいよ王は、自身を「神格化」しだし、「永遠の命」を求めるようになった。どうすれば永遠の命を得られるのか?それを調べるために、王は各地から識者を呼びよせた。その中に、一人の魔法使いの姿があった。男は、魔法使いの中でも異端者であった。

掟に囚われずに、己の欲望のために生きていた。頭にあるのは、「ある禁術」についての探究心。その禁術は、実在したのかどうかすら、怪しい。信憑性は低く、伝説や御伽話の類だと考える者も少なくない。その禁術は、不老不死の効果があるという。魔法使いの男は、その謎めいた禁術を追い求めていた。

魔法使い自身に、不老不死への渇望があるかと言えば、少し違う。男の動機は、未知の魔法を目にしたいという単純な好奇心だった。一方の王は、不老不死という結果のみを求め、手段は問わなかった。両者の利害は一致。魔法使いの話に、王は興味を持った。王の財力を借りて、魔法使いの男は歴史や遺産に詳しい人間で組織を作った。

構成員を各地に派遣し、情報を集め、謎の禁術の解明を目指した。ついに、その痕跡を発見する。古い文献の中に、それらしき記述を見つけたのだ。かつて存在した「エリクサー」という名の禁術。遥か以前に、何かの偶然で生み出された。後生に伝わらなかった理由は、容易に推測できた。禁術を使用した者の身に、「何か」があったのだろう。

欲望と代償――

願いを叶えるには、相応の代償が必要だ。至極単純な理屈。願いが大きければ大きいほど、より多くの犠牲を求められる。この世界の理は、遥か昔から何も変わらない。その文献には記されている。「永遠の命」を叶えるための代価。それは「自我」である、と。自我を捨て、大きな歴史の一部となれ。個という壁を取り払えれば、「他人と同化」することも可能だという。

宿主に気づかれることなく。息を潜めるように。自我を失った時点で、自分と他人の区別はなくなる。水に境界線がないのと同じだ。肉体も意識も失い、ただ透明な魂として、未来を生きる子孫の中に居場所を見つけること。それは共生とも言えるだろうし、”寄生”と言い換えることもできるだろう。肉体という器が古くなったら、その度に乗り換えればいい。

溺れることも飲み込まれることもなく、
記憶の濁流に乗って遙か遠くの未来まで――

禁術「エリクサー」の説明は、そこで終わっていた。果たして理解できた者はいたのだろうか? 結果として、誰も理解でなかったということになるのかもしれない。禁術エリクサーが、今もなお「失われた存在」であるのが、その証拠だ。試した者は、例外無く失敗してしまうらしい。理由は、自我を完全に捨て去れないからだと言われる。自分が自分であるというのは、人間の根幹にある欲望なのかもしれない。

もし、簡単に捨てされる個であれば、人類はこうも殺し合いを繰り返さなかっただろう。例え失敗しようが、禁術を使用した者はタダでは済まされない。半端に自我を捨て去った代償によって、魔物と化す。それらは「リザードマン」と呼ばれた。エリクサーについて書かれた書物は、今は行方しれずである。ただ、現在も「リザードマン」が生まれ続けているということは、書物はまだ失われておらず、誰かに読まれ続けているのだろう。


感情なき殺戮戦士 キメラ
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傷ついても怯む事のない戦闘狂い。例え肉体の一部が破壊されようとも倒れることなく向かってくる。山羊からなるメイス、蛇からなる盾、そしてライオンからなる本体とすべて弱点属性が異なり、攻撃方法も多彩だ。

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その男の「夢」は、戦士として名を馳せることだった。強い目的意識と自制心で、ひたすら、研鑽し、それなりに名をあげた。将来も嘱望され、これから本格的に歴史に名を刻もうとしていた矢先だった。不運が襲い、男の身体は、戦えないものになってしまった。

「ある理由」で、足に大怪我を負ってしまったからだ。男は、剣を置いた。後悔が無いと言えば嘘になるが、夢は「まだ」尽きていない。男には、子供がいた。その一人息子の存在が頭にあったから、潔く身を引く決断を出来たのだろう。我が子を目の前にした時に、常々思うことがあった。

さすが我が子だ、自分と同じ血が流れている――と。

少なくとも体格は、素養は備えている。戦士になるための才能を。将来有望な息子に、父親は「自分の夢」を託すことにした。息子は、父親の気持ちを察していた。父がケガを負ったのは、「自分のせい」だ。馬車に轢かれそうになったところを、父が庇ってくれたのである。父親が大怪我を負った時、息子は胸に「大きな棘」が刺さった気がした。その棘がチクチクと駆りたてるせいで、息子は父親の夢を叶えねばならないと思った。何がなんでも。息子は、幼いゆえに、その感情が何と呼ばれるか、まだ知らない。

それは――贖罪。

子供ながら、「父親を気遣える心」の持ち主だった。人の痛みを分かる子供だった。しかし。それが「戦士」としては仇になった。虫すら殺せない「優しさ」があった。戦士になろうというのに、虫ごときに情をかけるようでは、話にならない。戦地において、まず捨てるべき荷物は、「人間性」だ。父親は、息子を鍛え上げるために、心を鬼にした。あえて、厳しく接した。父としての顔を捨て、「戦いの師」として振る舞った。

父親は、息子に試練を与える。「命を奪う覚悟」を植えつけるために。家畜のヤギを連れてきて、言った。「このヤギを殺してみせろ」と。息子は嫌がったが、父親は容赦なく罵った。父親の思惑通り、息子は初めて生物を殺す。ヤギの首を圧し折った。骨の折れる音と最後の鳴き声が耳から離れず、息子は何度も嘔吐した。父親は少し満足し、息子を家に迎え入れた。そして、殺したヤギの角を用いて、槍を作った。息子はその槍を嫌がった。「殺した瞬間の記憶」を思い出してしまうからだ。父が次に用意したのは、ヘビだった。

温厚なヤギとは違い、毒を持っている。噛まれれば危険だが、父は容赦しなかった。ヘビを殺すまで、息子を家に入れなかった。息子は、蛇の頭を踏み潰した。足裏の「不快な感触」が、全身を駆け巡る。足を上げずとも分かった。頭から「中身」が外に飛び出し、元の形をとどめてないだろう。家に持って帰った蛇の死体は、父によって盾に作り替えられた。その盾を見る度に、息子は足裏に「死の感触」を思いだすという。父は、息子の成長に満足した。これで、より具体的に「死」を感じることが出来るだろうと。

父親は、ここで「大きな試練」を与えることにした。わざわざ借金をして、異国の猛獣を運んできた。「ライオン」と呼ばれる生物だ。ライオンの泣き声に、息子は震えあがった。当然、その鋭い「牙や爪」も恐ろしかったが……それ以上にゾッとしたのものがあった。何よりも恐ろしかったのはライオンではなく、実の息子を危険にさらす「父親の神経」の方だった。それでも、息子は覚悟を決めた。父が常軌を逸しているとしたら、それはケガを負わせ、父の人生を狂わせた「自分のせい」だろう。

父の夢とともに、父の心まで壊してしまったのかもしれない――

息子は、勇気を振り絞った。全ては、父親のために――。

そうやって他人のために剣を握れてしまうあたりが、証明してしまっている。息子が本来「戦士に向いてない」ことを。息子の行動原理は、一貫して他人への配慮だった。思いやりは、戦士にとって諸刃の刃である。他人を殺める行為は、彼の繊細な心ごと傷つけてしまうだろう。それでも息子は猛獣と戦った。父親を喜ばせたいという一心で。死闘の末、息子はライオンを殺した。ライオンの首を持ち、血まみれの恰好で立ち尽くす息子。父親は満足して、ライオンの死体から防具を作り、息子に与えた。

父親は、仕上げにかかる事にした。最後の試練は、実戦を想定したものだ。「その一線」を超えられるかどうかを試そうというのである。「人を殺す練習だ」と父は言った。口にうっすら笑みを浮かべながら。「私を殺してみせろ」と。呆然とする息子に対し、父は続けた。戦士を引退した自分に、もう生きてる価値はない。夢を引き継ぐオマエの糧になる。それが本望だと。息子は、絶対に出来ないと拒絶した。父親は、最後まで容赦なかった。嫌がる息子の体に、むりやり武器を「縫い付けた」のだ。父は叫ぶ。父を殺してみせろと。息子を庇うような思いやりが、戦士としての大成を妨げた。

息子には、同じ轍を踏んで欲しくない。どんなに訴えても、父の決意は変わらないだろう。父を「思いやる気持ち」でここまできたのに、父を殺さないと父の願いが叶わないなんて、むごすぎる。その時、目の前に不思議な光景が現れた。顔を上げると、白い「杯」が宙に浮いていた。杯は、意識の中に直接語りかけてきた。「犠牲を払えば、願いを叶えよう」息子は、頭の中で叫んだという。父の想いに答えたい。父の夢を叶えられる人間になりたい。

例えば……感情無しで人が殺せるように。父が望むように、父を殺せるように。息子は、「感情」を代償にした。今まで一番大事にしていた「父を想う心」を捨て去ったのだ。皮肉にも、それこそ父が望む姿だった。それは戦争の道具にすぎなかった。剣や槍に心が無いのと同じように。人を殺すという、ただの機能だけが備わっている。感情を失った戦士となった息子は、全てを「敵」だと認識する。武器や防具に、敵味方の「判断」は出来ない。


新たな禁術 ルシファー
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自らの肉体を犠牲にする禁じられた魔法、「禁術」。発動後はその代償を追うことになるだろう。両脚を翼に変えて飛翔し宙から敵を刺し貫く。使用後は脚が代償として破壊され回避行動が出来なくなり、移動速度も低下する。

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  • 関連タイトル:

    ソウル・サクリファイス デルタ

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