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  • 505 Games
  • Rabbit & Bear Studios
  • 発売日:2024/04/23
  • 価格:5680円(税込)/デジタルデラックスエディションは8700円(税込)
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百英雄伝
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[プレイレポ]「百英雄伝」の序盤を体験。懐かしく既視感のある王道JRPGが最新のノウハウで丁寧に作り上げられた印象だ
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印刷2023/09/23 19:26

プレイレポート

[プレイレポ]「百英雄伝」の序盤を体験。懐かしく既視感のある王道JRPGが最新のノウハウで丁寧に作り上げられた印象だ

 505 Games Japanは2023年9月20日,同社のイベント「FUTURE PLAY 2023」を東京都内で開催した。このイベントでは,先日プレイレポートを掲載した「Nivalis」と同様に,2024年4月23日リリース予定の「百英雄伝」PC / PS5 / PS4 / Xbox Series X|S / Xbox One / Nintendo Switch)のプレイアブルバージョンも試遊できたので,そちらのレポートもお届けしよう。

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 本作は,Rabbit & Bear Studiosが開発し,505 Gamesがパブリッシングを手がける新作RPGだ。また本作は,かつて「幻想水滸伝」シリーズを手がけた村山吉隆氏河野純子氏小牟田 修氏村上純一氏らによる,同シリーズの精神的続編で,Kickstarterキャンペーンでは4万6000人以上のバッカーから4億8000万円もの支援が集まるなど,大きな期待が寄せられている。

東京ゲームショウ2023のハピネットブースには,「百英雄伝」の最新トレイラーとフォトスポットが出展されていた
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 本作の舞台となるのは,剣と神秘的な力を秘めた「魔導レンズ」が力を振るうオールラーン大陸。人,獣人,エルフ,砂漠の民が集うこの大陸にて,魔導レンズの研究で先んじている帝国・ガルディアは,さらなる力を求めて各地に捜索の手を広げていた。

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 そんな中,帝国と諸国連邦が協力し,辺境にて魔導レンズの捜索を行うことになる。その捜索隊に加わった辺境の村出身の少年ノアとその仲間達は,帝国の若き士官セイ・ケースリングらとともに,「北のルーン遺跡」と呼ばれる古代文明の遺産の調査に乗り出す……というのが,本作冒頭のストーリーの流れである。

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 本作のバトルは,オーソドックスなターン制コマンドバトルで,各ターンの最初には「戦う」「おまかせ」「逃げる」という3つのコマンドが示される。「戦う」を選ぶと,パーティメンバー各自のそのターンの行動選択に移行し,通常攻撃や,いわゆるスキルにあたる魔導レンズ,消費アイテムの使用といったコマンドが表示される。

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魔導レンズを使ったときの派手なエフェクトも見どころの1つ
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 また,おまかせはオートバトルで,マップ探索中の通常バトルであれば問題なく敵を蹴散らしてくれた。ただ,おまかせを選ぶとHPなどパーティメンバーのステータスが表示されなくなる。そのため,「何か大技食らったな」と思ったら,即座におまかせをキャンセルし,次のターンでパーティメンバーのHPなどを確認し,手動で回復行動を選ぶなどの必要がある。

HPが少なくなったパーティメンバーは膝を突くので,回復の目安となる
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 さらに,パーティメンバー同士の協力技「英雄コンボ」も発動できる。今回体験できた範囲では,チュートリアル的なイベント内で発動可能となったのだが,ほかのバトルでは英雄コンボが選択不可コマンドとして表示されていたので,何かしら発動条件を満たす必要があるのだろう。

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 そのほか,北のルーン遺跡のボスである「ルーンゴーレム」とのバトルでは,「ギミック」というコマンドが登場。このコマンドは,バトルフィールド内のオブジェクトを利用して有利な状況を作り出すもので,特殊なバトルでしか使えないようだ。今回はルーンゴーレムが大技発動の予備動作をしたら,岩陰に隠れてやり過ごすというものだった。

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 またダンジョン内には,探索者の行く手を阻むギミックが仕掛けられている。ただ,今回はゲーム序盤ということもあってか,JRPGを何タイトルかプレイした経験のある人なら普通に分かるようなものばかりだった。それでもフキダシを使ったセリフの表示やキャラクターの動きなどの演出によって,冒険している感はしっかりと得られるところは,さすがである。

未知の装置を起動すると,先に進めるようになったり……
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床が崩れてパーティが分断されたりするのは王道中の王道の展開で,むしろ安心感さえある
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 本作をプレイして感じたのは,ドット絵風のテイストで描かれたキャラクターと,美しく描かれた奥行きのある背景のコントラストに代表されるように,全体的にどこか既視感がありつつも,新しいものに仕上がっているということだ。
 例えばミニマップに目的地が表示されていたり,ストーリーがフルボイスで進行したりするのは今となっては当然で,むしろなかったら理由を求められかねない要素だ。しかし,筆者がJRPGに夢中だった1990年代に,そんなタイトルはそれほど多くなかったように思う。本作は,そうした今どきのゲームでは当たり前となった要素を自然に感じさせる形で取り込みつつ,往年かつ王道のJRPG感をしっかり与えてくれるのだ。
 とくに「幻想水滸伝」シリーズのファンが期待を寄せているタイトルだとは思うが,それ以外の人──例えば筆者のように,JRPGから距離をおいて久しい人間にも楽しめそうな作品になっていると言えるだろう。

作中ではさまざまなタイプのバトルを楽しめる
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100人以上登場するという英雄たちにも期待が高まる
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