“卍天黒大決戦”エピソードは感涙必至！　「東京卍リベンジャーズ 描き下ろし新体験展 最後の世界線」メディア内覧会フォトレポート

　コミックスの累計発行部数が7000万部を突破した和久井 健氏の漫画「東京卍リベンジャーズ」（講談社「週刊少年マガジン」KC）は，2022年11月の連載終了後も，原作はもちろんのこと，TVアニメや舞台，映画など，さまざまなメディアでファンを虜にし続けている。

　そんな“東リベ”の展覧会「東京卍リベンジャーズ 描き下ろし新体験展 最後の世界線」が，2023年11月27日から2024年2月4日まで東京シティビュー（六本木ヒルズ森タワー52階）にて開催中だ。この展覧会では，貴重な原画や体験型展示のほか，原作本編では描かれなかった最後の戦い“卍天黒大決戦”に臨むキャラクターたちの姿を，和久井氏が描き下ろした漫画も楽しめる。


　本稿では，メディア向け内覧会の様子をフォトレポートでお伝えしよう。なお，今回の新体験展は，原作最終回までを振り返る内容のため，ネタバレとなる記載，写真を含んでいる。TVアニメなどから入って，原作最終話まで追いついていない人は注意してほしい。

ドラケンの腹筋に触れる！
作品の世界に入り込める体験展

　新体験展が開催されているのは，原作にもたびたび登場した六本木だ。会場の東京シティビュー（52階）から登場人物たちが動き回った（であろう）街を眺めながら，原作の世界観を再現した展示を楽しめる。体験展示などの一部エリアを除いて撮影できるため，思い出に残せるのがうれしい。

　会場入り口広場では，華やかな衣装に身を包んだ主人公のタケミチ（花垣武道）やマイキー（佐野万次郎）など，総勢11キャラクターの等身大パネルが出迎えてくれる。タケミチとマイキーの衣装を完全再現したものも同じ空間に展示されており，鮮やかな色彩と細部まで描かれた模様に見とれてしまった。


　続いて登場したのは，タケミチの仲間，溝中五人衆の1人である山岸一司が描いた“卍天黒大決戦”の組織図だ。似顔絵イラストと人物解説が見られて分かりやすく，「さすが，不良辞典の異名を持つ山岸」とうなってしまった。山岸視点なのでマイキーやドラケン（龍宮寺 堅）がカッコよく，タケミチはそれなりに（？）なのもご愛敬だろう。


　タケミチたちが体験した“8・3抗争”“血のハロウィン”“聖夜決戦”“関東事変”の4つの抗争は，名言と共にプレイバックできた。どのセリフも印象的で，もう一度見直したくなるものばかり！


　“関東事変”のタケミチとマイキーの絆が分かる名場面は，2人の等身大フィギュアによって再現されている。漫画にあわせた塗装が施されており，その場面に居合わせた気分が味わえるのは体験展ならではだ。


　ほかにも体験できる展示として，「ドラケンのカチカチの腹筋とキズ」「マイキーの使い古したタオル」が用意されている。こちらは，なんと実際に触れるので，その感触を確かめてほしい。

美麗な原画と，迫力満点の描き下ろし漫画に感動

　原画展時では，物語のクライマックス“三天戦争”と“最終決戦”のものが展示されている。どれも記憶に残る名シーンぞろいだ。


　また，原作ファンとしては，漫画でも迫力のあった2ページ見開きのイラストが，1枚の絵として見られたことがとてもうれしい。一部の原画は，和久井氏の修正指示が書かれた付箋が付いた状態で展示されており，こんな風にして作品が作られていくのかとより感慨深い気持ちになった。


　3画面による大迫力の卍天黒シアターを体験したあとは，“卍天黒大決戦”を体験できるゾーンへ。和久井氏描き下ろしの漫画と，アニメキャストによる音声ドラマで，最後の世界線をじっくりと見守ることが可能だ。
　内容はぜひ皆さんの目で確かめていただきたいのだが，原作ファンが求めていた世界が待っているので，ぜひ期待していただきたい！

　最後には，カラーイラストギャラリーや「東京リベンジャーズ」のコミック表紙になれるフォトスポット（全31巻）など，再び体験型展示が待っている。


　なかでも印象的なのが，マイキーの口の中に入る出口ゲート“イン・ザ・マイキー”だろう。時おり，マイキーの声が流れるので，お聞き逃しなく！


　見て回るだけでも楽しいが音声ガイドを利用すると，展示に合わせたキャラクターの想いを聞けるのでオススメだ。キャラクターは花垣武道（CV：新 祐樹），佐野万次郎（CV：林 勇），松野千冬（CV：狩野 翔），龍宮寺 堅（CV：福西勝也）に加え，前期（2024年1月4日まで）は三ツ谷隆（CV：松岡禎丞），灰谷 蘭（CV：浪川大輔），後期（2024年1月5日以降）は灰谷竜胆（CV：下野紘），シークレットゲストが登場する。

　会期中は，会場内公式ショップ・マイキーマートも登場する。店外の掲示物や店内装飾も凝っていて，ファンならクスっとしてしまうはず。


　店内では，和久井氏描き下ろしイラストを使用した限定グッズや，松野千冬の愛猫・ペケJモチーフのグッズなどが多数販売されている。作中で印象深いアイテム「場地と千冬の半分コペヤングセット」（税込950円）も購入可能だ！

　公式グッズは2024年2月4日まで，公式オンラインストア（外部リンク）でも買えるので，忘れずチェックしよう。


　本体験会のチケットは，2024年2月3日までセブンチケットにて販売されている。日時指定事前販売チケットと音声ガイド付き日時指定事前販売チケットの2種類があり，音声ガイドは当日販売もされているが売り切れる可能性もあるので，事前に申し込むのがオススメだ。セブンネットショッピングでも，関連グッズを多数販売しているので，そちらもお見逃しなく。

「東京卍リベンジャーズ 描き下ろし新体験展 最後の世界線」公式サイト