1980年代のカリフォルニアを舞台にしたピクセルアートのアクションストラテジー「Kingdom Eighties」，コンシューマ機版の海外発売は10月16日に

　スウェーデンのインディーゲームパブリッシャRaw Furyは，Futy Studiosが開発した横スクロールのアクションストラテジー「Kingdom Eighties」（キングダム エイティーズ）のPlayStation 5版とXbox Series X|S版，Nintendo Switch版，そしてiOS版とAndroid版を2023年10月16日に発売すると発表し，トレイラーを公開した。6月27日にリリースされたPC版は日本語に対応しておらず，コンシューマおよびスマホ版の日本展開は発表されていない。

「Kingdom Eighties」公式サイト

　7月に開催された「BitSummit Let's Go!!」に出展され，「こちら」にプレイレポートを掲載している「Kingdom Eighties」は，2015年にリリースされた「Kingdom」（現在の名称は「Kingdom: Classic」）に始まる人気シリーズの最新作だ。シリーズ従来作は，ピクセルアートで描かれた中世ヨーロッパ風の世界を舞台に，施設の建設やアイテム管理などのマネジメントを行いつつ，夜に襲ってくる敵と戦うというゲームだった。
　最新作もゲームシステムには大きな変更はないものの，1980年代のカリフォルニア州北部にあるキャンプ場に時と場所を移し，ボランティアとして参加していた4人の若者が，キャンプの子供たちと一緒に正体不明の生物「グリード」に立ち向かう姿が描かれる。


　プレイヤーは，子供たちを集めて兵士や建設業者といった役割を割り当てて拠点を建設。壁や砲塔を作って防御を強化し，夜になると容赦なく攻撃してくるグリードを撃退する。昼間には，町を探索して新しい乗り物をアンロックしたり，強力な武器や技術のアップグレードを発見したりするなど，リソースを管理してサバイバルするという内容だ。


　公開されたトレイラーからも分かるように，ピクセルアートで描かれたグラフィックスは美しく，レトロな雰囲気のオリジナルサウンドトラックとよくマッチしている。シリーズのビギナーでも楽しめるようなシステムも追加されており，アニメシーンを挿入するなど，ストーリーにも力が入ったゲームに仕上がっている。日本での展開に期待したい。