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Activision Blizzard,セクハラ問題などの不適切行為で30人超が退社
ロイターが報じたところによると,Activision Blizzardは,カリフォルニア州の政府機関にセクハラで訴えられるなどした昨年7月以降,社内の問題に関して従業員から約700件の報告を受けたとのことだ。同社は一連のセクハラ問題など,先の米紙ウォールストリート・ジャーナル(リンク)の報道内容をおおむね認めたが,ボビー・コティック最高経営責任者(CEO)が,昨年末の休暇シーズン前に予定されていた調査報告の概要公表を阻止したとの報道については否定した。
Activision Blizzardの広報担当はロイターに対し,700という報告件数は事実ではないとしたが,それ以上は明らかにしなかった。同社は昨年10月,職場でのセクハラや差別の報告を受け20人以上を解雇したと発表している。
Access Accepted第706回:セクハラ問題に揺れるActivision Blizzard。BlizzardのみならずActivisionにも疑惑の影
これまでBlizzard Entertainment側の問題が多く取り上げられてきたが,最近ではActivision側にも過去に事件をもみ消したという疑惑が浮上している。これまで30年にわたってActivisionを率いてきたCEOのボビー・コティック氏も,いよいよ足元の土台がぐらつき始めているようだ。
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- ライター:奥谷海人
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